history

世の中にないものをつくる
BORN FROM takagi

  • history.1(1961年〜金型事業)

    ものづくりの原点、金型製作

    世の中がまだプラスチック製品の黎明期だった1961年、タカギは九州で初となる、プラスチック成形用精密金型を作る会社としてスタートしました。
    当時は下請けとして発注先から依頼された日用品の金型を製作していましたが、1979年、発注先の経営状況に左右されずに自立するべく、メーカーへ転身。地道に培った確かな金型の製作技術で、次々に新製品を生み出しました。最初のヒット商品となったのが、日本初となる「ポリカンポンプ」。空気圧を利用し、ガンレバーを握って給油。レバーを離すと給油が止まるため、給油中に液だれしないと、たちまち人気商品となりました。
    生活における不便を解消する視点は、その後数々の製品開発に生かされ、高精度な金型の製作技術とノウハウが、タカギのスピーディで柔軟なものづくりを支えています。

  • history.2(1979年〜散水事業)

    日本初の園芸用散水用品を開発

    高度経済成長を背景に、庭付き一戸建て住宅が急増。タカギは、家庭菜園や緑のある「庭」を楽しめる商品は何かと考え、国内でいち早く園芸用散水用品の開発に乗り出します。
    今では標準仕様の、散水ホースを巻いてコンパクトに収納できる形状も、シャワーや霧など、水の出方を手元で変えられるノズルも、タカギが初めて世に送り出したものです。
    その後もお客様の声に応える形でアイテムを開発し、全国のホームセンターへ販路を拡大。今も国内で6割のトップシェアを維持しています。タカギの散水用品に寄せられる声の中でもっとも多いのが、「耐久性が良い」というもの。過酷な屋外環境で使う製品ですが、品質へのこだわりと信頼性がプロの方にも喜ばれています。

  • history.3(2000年〜浄水器事業)

    業界初の蛇口一体型浄水器を開発

    人々が飲料水の質に注目するようになった1990年代後半、タカギはホームセンターで人気だった浄水器の分野に、後発メーカーとして参入しました。そして当時一般的だった、蛇口に後付けするタイプの浄水器を販売。しかし他社と比較して大きな魅力を打ち出せずにいた中で、一人のお客様の声が運命を変えます。「蛇口と浄水器を一つに出来ないの?」。それから蛇口の形状に収まる機能的なフィルターの開発、浄水と原水の切り替えスイッチなど試作開発を重ね、構想からわずか14カ月後の1999年、業界初の「蛇口一体型浄水器」が誕生します。これがディベロッパーやハウスメーカー、ユーザーの間で評判となり、住宅設備の一つとして指名いただくようになりました。今では国内の新築マンションの多くに採用されています。
    この画期的な新商品の開発を機に、タカギはお客さまのニーズを形にする取り組みを加速してきました。近年、園芸散水分野ではIoTの技術を取り入れた簡単水やりシステム開発、また、浄水器分野では浄水カートリッジにおいて独自の活性炭技術により高性能ながら業界最高レベルのコンパクト化を実現しています。