深い知識とスキルを身に付け、
必要不可欠な設計者に。

技術系総合職

岩永 一典KAZUNORI IWANAGA

WaterDesign生産本部 開発グループ バルブ開発チーム
2015年入社

工場研修と東京支店での営業研修を経て2年目から開発グループ所属。蛇口開発チームで蛇口一体型浄水器の部品開発を担当。3年目後期からはバルブ開発チームに所属し、現在は水の静音化につながるバルブ形状の開発に挑んでいる。

物に触れて考える習慣が
設計者としての基礎を作った。

大学院で水に関わる研究をしており、その知識が生かせそうだと感じたことと、地元に貢献したいという思いもあり入社しました。1年目は工場研修と東京支店での営業研修から。東京では営業の同行や事務フォロー、内覧会でお客さまに商品説明をしたことで、自社製品への深い知識が得られました。お客さまの声を商品開発に生かすためのアイデア出しも行い、本格的な開発業務に向けた訓練になりました。2年目に開発グループに正式配属。グループには蛇口とバルブ2つの開発チームがあり、私が最初に所属したのは蛇口開発チームです。製品開発のフローを知ることと同時に、「物を見る習慣」を教育されたことが印象的でした。自社製品に限らず、身の回りのさまざまな物を分解、組み立てることで、なぜその形状なのかを考える習慣をつけることがアイデア出しに生きるという教えは、私の設計者としての基礎を作ってくれたように思います。

「蛇口の心臓部」の設計に関わる
責任と大きなやりがい。

開発業務では、企画要件を元にCAD設計と試作、耐久・操作性能の評価などを行います。初めて部品設計の担当を任されたのは2年目に入ってすぐ。課題は浄水器の浄水と原水の切り替え性能の向上でした。自分が設計したものが試作で形になり、想定した機能を満足していた時はとてもうれしく思いました。3年目の半ばからは、現在のバルブ開発チームに所属。バルブは湯水の吐止水切り替えや流量を調整する、「蛇口の心臓部」ともいわれる重要な部品です。現在私が担当しているのは水の静音化。流体解析などを用いながら、水量と使用感を損なわないことを前提に流体をコントロールし、静音化につなげるバルブ形状の変更に取り組んでいます。企画から上がる課題を満たすことは難しいですし、心臓たるバルブに関わる責任も感じますが、だからこそ大きなやりがいも感じられる仕事です。

ノウハウを積極的に学び
最適な部品を設計する。

設計は全て「何のために必要な形状か」を説明できなければいけませんが、ここには相談しあえる雰囲気があります。迷った時にディスカッションできる仲間がいることはありがたく、私にとっては楽しい時間。納期を守るためにも、一人で抱え込まずに周囲や他部署の意見を積極的に聞いてノウハウを吸収しています。まだ製品の一部分の設計しか担当していないので、今後は自分が主体となって開発した製品を出したい。部署の先輩からは「開発はサバイバルだ」と教えられましたが、必要とされる存在になるためにも、常に学び続けることが大切だと思います。その意味では、私が担当している「音」など、社内に専門家がいない分野もありますので、外部セミナーなどで専門知識を蓄えることで、若手でもその分野のプロになれるチャンスがあると思います。今後は、部署はもちろん別部署の人からも「これはあの人に聞こう」と頼られる存在になっていきたいです。

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