製品の隅々に目を光らせ、
タカギ品質を守る。

技術系総合職

本 歩実AYUMI MOTO

WaterDesign生産本部 品質管理グループ 製品審査チーム
2017年入社

入社後半年間、蛇口一体型浄水器や散水用品の製造現場で研修を行ったのち、蛇口一体型浄水器の品質管理グループに配属。製品審査チームで、1人1製品を基本に、受け持った新製品の品質管理に当たっている。

製品や製造過程に問題がないか
さまざまな角度から厳しくチェック。

製造から物流センターまで工場見学させていただいた時、製品ができる一連の工程が理解しやすく、自分が仕事をしている姿をイメージできたのが入社の決め手です。現在は製品審査チームで、蛇口一体型浄水器の新製品の審査を行っています。受け持った製品の開発から製造段階まで、製品や製造過程に問題点がないかを審査し、重大な欠陥を未然に防止するのが主な業務。審査対象は大きく分けると3つで、「製品」「現場」「製品仕様書」です。例えば製品審査では、試験用のキッチンシンクで実際に水を出す操作などを行い、違和感を感じるところがないか確かめます。取扱説明書で禁止している操作もあえて行うなど、さまざまな使用シーンを想定して厳しくチェック。大切なのは常にお客さま視点でいることです。怪我や違和感なく使用してもらえるようにとの思いで、シミュレーションしています。

タカギ品質の要である
責任ある仕事。

配属して半年経った頃、ドイツの高級水栓メーカーとコラボレーションした、社内でも注目度の高い商品の担当を任されました。重大な任務であり驚きましたが、周りの方のサポートを受けながら一つずつ取り組みました。ただ苦い失敗もあります。製品審査の際に、部品の一つを固定する工程が抜けていることに気付かず、流れてしまっていたことが後の工程で判明したのです。会社では私たちが品質の要。現物をしっかりと確認する重要性を痛感しました。ただ審査はある程度の経験が必要なのも事実。マニュアルに沿うだけでなく、以前の事例を頭に入れた上で、自分の中に生じた違和感を潰すことが不具合を見つけることにつながります。常にメンバーが担当している事例にもアンテナを張り、経験と知識を積み重ねています。

密なコミュニケーションを通して
製品を深く理解し、向き合う。

製品審査というとあまり人と関わらないイメージがあるかもしれません。しかし実際は、他部署と連携しながら進めることばかり。一人で完結する仕事はありません。また厳しい意見を言わなければならない立場だからこそ、言えるだけの知識を蓄えるため、製品の構造や不具合の原因などでわからないことがあれば設計や製造現場にすぐに聞きに行き、幅広い視野で製品に向き合うよう努力しています。またタカギは初期不良を早期に発見するため、社員にモニターを依頼しており、私はその担当も任せていただいています。さまざまなことに挑戦させてもらえる環境はやりがいもあり、周りからも会社に合っているねと言われます。今後もスキルを磨き続け、タカギ品質を守っていきたい。そしていずれは女性リーダーとして活躍したいと考えています。

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